最初に「訓練です」と伝える

防災訓練アナウンス例文

防災訓練の放送は、落ち着いて、はっきり、短く伝えることが大切です。実災害と誤解されないように、最初と最後に「訓練です」と明言し、想定、行動指示、注意点を順番に伝えます。

そのまま読める放送原稿

状況に合わせてコピーして使えます

地震訓練

学校向け・地震訓練

訓練、訓練。ただいまから、地震を想定した避難訓練を行います。
まず、身の安全を確保してください。
机の下に入り、頭を守り、揺れがおさまるまで静かに待ちましょう。
これは訓練です。先生の指示をよく聞いてください。
火災訓練

施設向け・火災訓練

訓練、訓練。ただいま、○階○○付近で火災が発生した想定です。
館内の皆さまは、係員の指示に従い、落ち着いて避難してください。
エレベーターは使用できません。階段を使ってください。
煙を吸わないよう、姿勢を低くして避難してください。
避難開始

避難開始の放送

訓練、訓練。これより避難を開始します。
職員の指示に従い、走らず、押さず、落ち着いて避難してください。
避難経路を確認しながら、指定された避難場所へ移動してください。
これは訓練放送です。
避難完了

避難完了の放送

訓練、訓練。避難が完了しました。
ただいま人数確認を行っています。
皆さまは、その場で静かに待機してください。
担当者は、避難状況を確認し、本部へ報告してください。

場面別の言い換え

学校・自治会・事業所で変える部分

場面 入れる言葉 注意する表現
学校 先生の指示、机の下、校庭、体育館、学年ごとの避難 児童・生徒が混乱しないよう、一文を短くする 先生の指示に従い、走らず避難してください。
自治会 集合場所、班長、要配慮者への声かけ、安否確認 全員が聞き取れる速度で、繰り返して伝える 班長は人数確認を行い、本部へ報告してください。
オフィス 部署、フロア、非常階段、来客対応、受付 エレベーター利用や戻り行動を避ける エレベーターは使用せず、非常階段で避難してください。
商業施設 お客さま、係員、避難誘導、出入口、階段 不安をあおらず、係員の誘導を明確にする お客さまは係員の指示に従い、落ち着いて避難してください。

やさしい日本語

短く、はっきり、ゆっくり話す

難しい言葉を言い換える

「避難してください」は「外へ逃げてください」「決められた場所へ行ってください」のように、聞いてすぐ行動できる言葉へ言い換えます。

一文を短くする

一度に多く伝えず、「訓練です」「火事の練習です」「階段を使います」のように、短い文を分けて繰り返します。

大事な言葉を繰り返す

「訓練です」「エレベーターは使いません」「走りません」は、聞き逃しを防ぐために繰り返して伝えます。

コピー用カード

現場で読む前に、空欄だけ置き換えます

○階、○○付近、避難場所、担当者名などは、当日の計画に合わせて必ず置き換えてください。実際の施設設備、避難経路、消防計画と矛盾しないことを、事前に責任者が確認します。

原稿カードへ戻る

読み上げと当日運用

放送は「短く区切って、同じ言葉を繰り返す」が安全です

読む速さ

避難訓練では、普段の会話より少しゆっくり読みます。焦って早口になると、避難場所、階段利用、待機場所などの重要な言葉が聞き取れません。長い説明を一度に読むより、「訓練です」「火災の想定です」「階段を使います」のように短く分けて読みます。

当日置き換える空欄

○階、○○付近、避難場所、担当者、集合場所は、訓練計画に合わせて必ず置き換えます。特に商業施設や事業所では、実際に使える階段、立入禁止の場所、要配慮者の誘導方法が施設ごとに違います。原稿だけでなく、経路図と一緒に確認してください。

訓練後の記録

終了後は、放送が聞こえにくかった場所、避難が詰まった場所、人数確認に時間がかかった場所を残します。次回の放送では「どの言葉を増やすか」より、「どの言葉を短くするか」を見直すと、現場で伝わりやすくなります。

便利な無料ツール

訓練準備を抜け漏れなく

参考リンク

公的・専門資料を確認しています

このページの原稿は一般的な例です。実際の訓練では、施設の消防計画、学校・自治会の計画、管轄消防署や自治体の案内に合わせて調整してください。